夜間の着陸に失敗した旅客機が炎上し多数の死傷者が出た想定で、実際の機体を使った大規模訓練が17日、成田空港で行われた。羽田空港で1月に起きた航空機衝突事故を念頭に置いた。成田国際空港会社(NAA)や消防などの約830人が参加。消火や負傷者救護の手順を確認した。
空港内の整備地区を滑走路に見立て、中型旅客機ボーイング787を用意。日没後、着陸を試みた旅客機が強い下降気流のためバランスを崩し、滑走路に左翼を接触させ炎上した、と仮定した。照明車両を機体の周りに配備し、消防隊員が消防車から放水した。
羽田の事故では、海上保安庁機と衝突した日航機の乗客乗員379人は全員脱出した。
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