関東地方は16日、季節外れの陽気が続き、最高気温が千葉県鴨川市で平年を6度余り上回る29度、東京都心でも26.4度を観測するなど、広い範囲で25度以上の「夏日」となった。

東京都心（資料写真）

　都心の夏日は5日連続。10月中旬以降に都心で夏日が5日以上続いたのは、1951年10月15～20日に6日続いて以来、73年ぶり。今年の都心の夏日は150日目となり、昨年の143日を大きく上回り、1875年の統計開始以降で最多記録の更新を続けている。 　各地の最高気温は、横浜市で27度、前橋市で26.8度、茨城県龍ケ崎市で25.3度、栃木県佐野市で25.2度、埼玉県寄居町で24.9度など。 　気象庁によると、関東は週明けごろに寒気の影響でいったん気温が下がるが、今月下旬にかけて暖かい空気に覆われる日が多く、気温は高めで推移する見込みだ。（宇佐見昭彦） 

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