川崎市の在日コリアン女性に対する「祖国へ帰れ」とのインターネット投稿がヘイトスピーチに認定され、投稿者に計194万円の賠償が命じられた昨年10月の判決を受け、裁判と反差別の取り組みを振り返る本「『帰れ』ではなく『ともに』」(大月書店)が完成し、同市で12日、出版記念会が開かれた。
被害を受け提訴した崔江以子さん(51)や、訴訟を担当した神原元、師岡康子両弁護士ら共著者が登壇。神原氏は「『帰れ』がどれほど人を傷つけるか。これからは帰れと言われたら『100万円!』と返してほしい」と指摘。崔さんは「この言葉を一番多くぶつけられる全国の朝鮮学校の子どもたちに本を届けたい」と話した。
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