この催しは来年、日本で初めて開かれる聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」の機運を高めようと企画されたもので、東京 杉並区の都立中央ろう学校の会場には聴覚障害のある児童を含む20人余りの小学生が参加しました。
子どもたちはグループに分かれてことばを使わずにみんなで息を合わせる競技に挑戦し、障害物を乗り越えながら担架を運んだり、火災の煙を吸わないため、段ボールのキャタピラーに入って前に進んだりして、体を動かしながら災害時の行動を学んでいました。
子どもたちは聴覚障害があってもコミュニケーションが取れるよう身ぶり手ぶりや目の動き、それにカードなどを使って互いの情報を伝える工夫をしていました。
参加した5年生の児童は「防災とスポーツを一緒にできて楽しかった。手ぶりでやりとりできたので、英語などことばが通じないときも使ってみたい」と話していました。
また聴覚障害のある4年生の児童は「自分の中のイメージを伝えようと体を使ったコミュニケーションでほかの子と仲よくなれた。家に祖母がいるので災害のときは守れるよう頑張りたい」と話していました。
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