10月9日と10日に開催される「秋の高山祭」では、11台の屋台が市内の古い町並みを回ります。
高山祭の屋台行事は「山・鉾・屋台行事」の1つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
祭りを目前に控えて、市内では屋台の飾りつけが行われ、このうち「仙人台」という屋台では高さ7メートル余りの屋台に飾りが取り付けられました。
「仙人台」は、高山祭の屋台の中で唯一、中央部に丸みをつけた唐破風屋根を載せ、前後には剣に巻きついた竜の彫刻が飾られています。
6日は、屋台を管理する地元の屋台組と呼ばれる人たちが、赤い大幕や、仙人の人形などを、互いに確認しながら慎重に取り付けていきました。
近くを訪れていた観光客は、足を止め、珍しそうに作業の様子を眺め、写真に収めるなどしていました。
屋台保存会仙人台代表の木戸口誠裕さん(55)は「久しぶりに飾りつけの日を迎えられ、みんなわくわくしながら作業をしています。修復されて、きれいになった屋台を見てほしい」と話していました。
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