川俣町の山木屋地区に、江戸時代から伝わるとされる「山木屋八坂神社三匹獅子舞」は、原発事故に伴う避難指示のため一時中断されましたが、解除された2017年に再開されました。
6日は、雨が降る中、五穀豊穣を願って、獅子役の小学生と中学生の3人が八坂神社で太鼓や笛のお囃子にあわせた踊りなどを披露しました。
獅子役は、地区の小学生から高校生が務めることになっていますが、原発事故の影響で子どもが減ってしまったため、ことしは、町の教育委員会などが初めて地区の外から担い手を募って確保したということです。
神社に集まった人たちは、勇壮な獅子舞に見入っていました。
獅子役を務めた中学1年の男子生徒は「歴史の中のひとりに刻まれることになるので誇りに思う。獅子舞が途切れないように続けていきたい」と話していました。
保存会の菅野清一会長は「短い練習期間でよく踊りを覚えてくれ、見事な獅子舞だった。地区の外から担い手を募らないと受け継いでいけない状況だが、意欲のある子どもたちの力を借りて、代々つないでいきたい」と話していました。
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