1日午前2時ごろ、埼玉県所沢市北野新町の住宅で、複数人が勝手口のドアのガラスを割って家に押し入り、住人の80代の夫婦に刃物を示して「お金 早くしろ」などと脅し、夫婦を粘着テープで縛って、現金およそ8万円などを奪って逃げました。

夫婦は腕を切りつけられるなどして病院に運ばれましたが、いずれもけがの程度は軽いということです。

駆けつけた警察が、住宅から出てきた複数の人物を発見して追跡し、40代くらいの容疑者を強盗傷害の疑いで、その場で逮捕しました。

捜査関係者によりますと、容疑者は調べに対し「秘匿性の高い通信アプリでやり取りして仕事を受けた」などと供述しているということです。

警察は、さらに事件に関係したとみられる2人についても、身柄を確保して事情を聴いています。

警察は「闇バイト」で集まった強盗グループとみて、逃げたほかのメンバーの行方を追っています。

9月中旬以降、東京や埼玉で住宅が狙われる強盗事件が相次いでいて、警察は警戒を強めるとともに、注意を呼びかけています。

近隣の住民は

事件の現場近くに住む70代の女性は「怖いですね。昼間でも必ず玄関の鍵を閉めるようにします」と話していました。

また、女性の40代の娘は「母親の家の近所なので、心配になって駆けつけました。犯人が逃げていると聞いて怖くて心配です。私も雨戸を閉めたり防犯カメラをつけたりと、気をつけていきたいです」と話していました。

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