東京地裁は6日、ソフトバンク(東京)の事業を装い、うその投資話を持ちかけて現金13億円以上をだまし取ったとして詐欺罪に問われたソフトバンクの元デジタルトランスフォーメーション統括部長、清水亮被告(48)に懲役7年(求刑懲役10年)、同社元課長の枡田健吾被告(43)に懲役2年6月(同懲役4年)の判決を言い渡した。

江口和伸裁判長は「同社の実際の会議室で非常によく作り込まれた虚偽の説明資料を駆使するなど極めて計画的かつ巧妙で、悪質というほかない」と指摘した。

判決によると、2人は2022年1〜3月、会社経営の男性ら3人に対し、ソフトバンクの事業に融資すれば配当金を上乗せして返金するなどとうそを言い、計13億2500万円を振り込ませるなどした。〔共同〕

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