七尾市にある鵬学園高校は能登半島地震で校舎などが被害を受け、野球部も一時、練習を制限されました。

この野球部の糸がほどけるなどしたボールは、これまで富山県氷見市にある障害者の就労支援施設が修繕を請け負ってきましたが、今回は野球部員たちを励まそうと、無償で引き受けたということです。

6日は、施設の関係者5人が高校のグラウンドを訪れ、修繕が完了したおよそ200球のボールを野球部に届けました。

部員たちはさっそく、キャッチボールをして握り具合などを確かめていました。

障害者就労支援施設「ゆめボール工房ひみ」の管理者の藤沢千春さんは「手縫いなので時間がかかりましたが、大事に使って活躍してほしい」と話していました。

鵬学園高校野球部でキャプテンを務める地海颯真選手は「きれいに仕上がっていて、このボールで頑張って練習していきたいです。まずは秋の大会でベスト8を目指します」と話していました。

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