志賀原発2号機は2011年から運転を停止していて、再稼働の前提となる審査が2014年から続いています。
審査では去年、敷地内の断層について、「活断層ではない」とする北陸電力の主張が認められていましたが、ことし1月の能登半島地震を受け、改めて確認が行われてきました。
北陸電力によりますと、志賀原発では、地震のあと舗装の亀裂や地盤の沈下などの影響が79か所見つかっているということですが、掘削調査などの結果、敷地内の断層に新たな割れ目などはなく、動いた痕跡は確認されなかったとして、敷地内の断層が「活断層ではない」という評価は変わらないとしています。
また、周辺の活断層についても動いていないとしています。
この説明について、6日行われた原子力規制委員会の審査会合で、規制側はことし4月に行った現地調査の結果などを踏まえ、「おおむね適切」と判断しました。
志賀原発2号機をめぐっては、今後、周辺の海域の断層の活動性などについて審査が続けられる見通しです。
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