静岡県警は6日、外国為替証拠金取引(FX)口座を不正に開設したとして、私電磁的記録不正作出容疑で住所、職業不詳の男性(51)と横浜市緑区の男性会社役員(35)を書類送検した。ロシアにいる北朝鮮IT技術者とみられる人物から男性が指示を受けており、FX取引で得た利益は北朝鮮側にも渡ったという。県警は北朝鮮の外貨獲得工作とみて調べている。  容疑は2021年1月26日、北朝鮮IT技術者とみられる人物と共謀し、証券会社が約款で禁止する「自動売買システム」を使用してFX取引をする意図を隠し、不正に口座を開設した疑い。2人は「約款で使用が禁止されているとは知らなかった」と供述している。


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