東北電力女川原発2号機では、9月3日から原子炉に核燃料を入れる作業を開始し、およそ1週間かけて560体の核燃料を原子炉に移す計画です。

6日は、2号機の建屋内で作業の様子が公開されました。

作業はすべて水の中で行われ、専用のクレーンで燃料プールに保管されている長さおよそ4.5メートルの核燃料をつり上げ、ゆっくりと原子炉に移していました。

2号機でこの作業が行われるのは震災前の2011年2月以来、およそ13年7か月ぶりです。

東北電力によりますと、2号機では6日の朝の時点で、全体のおよそ4分の1にあたる145体の核燃料を移し終えたということで、作業はおおむね計画どおりに進んでいるということです。

女川原発の新川伸之環境・燃料部長は「引き続き一つ一つの作業をしっかり確認するとともに、13年ぶりの再稼働に向けて安全確保を大前提に確実に、慎重に進めていきたい」と話していました。

東北電力は、10月ごろに原子炉を起動し11月ごろに発電を始める見通しです。

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