秋の味覚として人気の栗を使った「栗きんとん」作りが岐阜県中津川市で始まっている。市内の老舗和菓子店「川上屋」では、ほのかに甘い香りが漂うなか、蒸して裏ごしした栗に砂糖を加えて炊いたものを職人たちがひとつひとつ茶巾絞りで形を整えていた。
栗は、ほくほくした食感の熊本、宮崎県産を使い、9月中旬から10月末までの最盛期には最大で1日約4万個作る。今年は猛暑が続いて収穫が遅れ気味だが、適度に水分があって香りもある栗が入荷したという。原潤一郎社長(47)は「今年の栗の風味を味わっていただきたい」と話す。
店頭のほか、9月からは名古屋や東京の百貨店などでも販売する。製造は12月下旬まで。
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