東京都は23日、1月の能登半島地震で発生した石川県内の災害廃棄物について、9月中にも一部の受け入れを開始すると発表した。建物の解体に伴う木くずなどを鉄道などで輸送し、都内の処理施設で焼却する。想定する処理量や期間などは未定。

全ての災害廃棄物を石川県の近隣地域で処理することが難しいことから、環境省や石川県が都に協力を依頼した。小池百合子都知事は7月に石川県を訪問した際に、要請があれば協力する考えを示していた。

都は東日本大震災の際にも災害廃棄物を受け入れた。小池知事は23日の記者会見で「大変厳しい状況かと思うが、お手伝いの一助になれば」と話した。

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