高知大発ベンチャーのサンシキ(東京)が「カギケノリ」と呼ばれる赤い藻を混ぜた飼料の商品化に向け開発を進めている。牛のげっぷから排出されるメタンを最大98%削減する効果が期待でき、高知大が培養技術を確立した。代表の久保田遼さん(29)は「海藻はいろいろな種類があって面白い。日本には良い技術があるので世界に出してきたい」と語る。  サンシキによると、メタンの温室効果は二酸化炭素(CO2)の約28倍。牛などの反すう家畜によるメタンの総排出量はCO2換算で世界の約5%。海外の研究ではカギケノリを牛に食べさせると、メタンを最大98%削減する結果が報告されているが、効率的な培養は難しかった。


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