福岡市の夏の風物詩「博多祇園山笠」のフィナーレとなる15日の「追い山笠(やま)」を前に、リハーサルにあたる「追い山笠ならし」が12日夕、福岡市内であった。本番より約1キロ短い約4キロの距離を、七つの流(ながれ)の舁(か)き山笠が駆け抜けた。

 午後3時59分、一番山笠・大黒流が櫛田神社の清道に入る最初の山場「櫛田入り」をすると、桟敷席の観客らが拍手で迎えた。その後、各流の舁き山笠も続々と櫛田神社入り。「走る飾り山笠」として知られる八番山笠・上川端通の飾り山笠が到着した際には、ひときわ大きな歓声が上がった。

 桟敷席で見物した国武恵利子さん(68)は「すてきな飾り山笠に、胸がときめいた。暑さも吹き飛んだ」と笑顔で話した。(山本達洋)

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