上越市教育委員会によりますと、去年3月、市内の小学校に通っていた6年の児童が、同級生4人から歌声について傷つけられることを言われたということです。

この時小学校は、同級生4人が謝罪したことなどから、一過性のトラブルと捉えて教育委員会に報告しなかったほか、担任の教諭は関係するメモを去年の人事異動の際に廃棄するなど、情報が中学校に共有されていなかったということです。

児童は、進学した中学校で不登校になり、去年6月、保護者などからの訴えを受けた市の教育委員会がいじめがあったと認定し、一連の不適切な対応を把握したということです。

上越市教育委員会の白石聡教育部長は会見で「課題があったことを真摯(しんし)に受け止め、いじめの未然防止と再発防止に取り組むとともに、被害児童と保護者の意向に寄り添い、児童が笑顔で学べる環境を作りあげるよう、尽力してまいります」と述べました。

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