生後11カ月の長男に暴行して死亡させたとして、千葉県警は10日、母親で同県船橋市藤原5丁目の無職野中千宙容疑者(26)を傷害と傷害致死の疑いで逮捕し、発表した。「ストレスで頭にきて、平手で殴って床に投げてしまった」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、逮捕容疑は2023年3~7月、船橋市内の自宅などで、長男千巴弥(ちはや)ちゃんの顔面を平手で殴るなど暴行してけがをさせ、死亡させたというもの。同居中の夫(34)が長男の異変に気づき、野中容疑者が同年7月26日、「(長男が)布団の中で冷たくなっている」と110番通報した。長男は同日、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は脳損傷で、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折や脳内出血があった。

 野中容疑者は夫、長男とそのきょうだいとの4人暮らしだった。長男に関する県警への相談歴はなかったという。

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