第2次安倍晋三内閣が憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使容認を閣議決定してから10年となったことを受け、「安保法制違憲訴訟全国ネットワーク」は10日、最高裁に対し、安保法制について違憲との判決を言い渡すよう要請した。最高裁前での集会に全国の原告ら約60人が集まった。

最高裁へ向けて「安保法制は違憲だ」と訴える人たち=東京都千代田区で

 ネットワーク代表の伊藤真弁護士があいさつし、「安保法制は違憲で廃止させなければならない。そのため最高裁がしっかりと役割を果たすことが何よりも大切だ」と訴えた。  集会中、原告ら17人が最高裁の首席書記官補佐と面会。要請書を読み上げ、「違憲の判断がなされるという至極当たり前のことを実現させて」と求めた。  参加者が「司法は憲法を守れ」「安保法制は違憲だ」とシュプレヒコールをあげる場面もあった。(山下葉月) 

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