南米フランス領ギアナの宇宙基地から打ち上げられ、上昇する欧州宇宙機関の新型ロケット「アリアン6」=9日(ロイター=共同)
欧州宇宙機関(ESA)は日本時間10日未明、新型の主力ロケット「アリアン6」の打ち上げに初めて成功した。搭載する複数の小型衛星も無事に分離された。世界で人工衛星の打ち上げ需要が高まる中、費用を抑えて競争力の向上を目指している。日本の新型ロケット「H3」の競合相手になる可能性がある。 アリアン6は、昨年に運用を終えたアリアン5の後継機。南米フランス領ギアナの宇宙基地から打ち上げられた。大型の使い捨てロケットで、用途に合わせて形態を変え、費用を抑える運用が強みとされる。当初予定した2020年の打ち上げから遅れていた。
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