三島喜美代さん(みしま・きみよ=現代美術家)19日、病気のため死去、91歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。  新聞や段ボール、空き缶といった身近なごみを精巧に再現した陶製の作品で知られる。50年代に活動を開始。当初は新聞や雑誌をコラージュした油彩画を制作していたが、70年代に入ると、新聞記事や空き缶の図柄を転写して、リアルに再現した陶製の立体作品を手がけ、注目を集めた。  80歳を超えてからさらに評価が高まり、文化庁長官表彰や毎日芸術賞などを受賞。7月7日まで東京・練馬区立美術館で開催中の個展など、近年、展覧会が相次いでいた。


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