NHKは10日、伝統芸能を紹介するEテレの番組「芸能きわみ堂」の撮影中、香川県琴平町にある国の重要文化財「旧金毘羅大芝居」の一部を破損したと発表した。けが人はいなかった。

破損した「旧金毘羅大芝居」の木材=NHK提供・共同

NHKによると、撮影は5月に行われた。番組出演者の動きを撮影していたカメラマンが花道から足を踏み外して客席に転落、升席を仕切る木製の角材1本が折れた。

同局は撮影を中断して町に謝罪し、文化庁や県にも報告。「貴重な文化財を破損したことを深くおわびいたします。関係機関の指導に従い、適切に対応してまいります」とのコメントを発表した。

琴平町によると、旧金毘羅大芝居は1835年に建てられた、現存する日本最古の芝居小屋で、1970年に国の重要文化財に指定された。〔共同〕

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