◆警察は家宅捜索前に合鍵の提供を受けるため大家に連絡
逮捕容疑では、2月17日午後6時ごろ、警視庁が覚醒剤取締法違反の疑いで捜査中だった、さいたま市の50代の男=同法違反罪で起訴済み=に電話し、「あんた何やってんの、(警察から)連絡が来たよ。(薬物を)やってるなら、すぐ逃げな」と伝え、逃走させたとされる。認否は明らかにしていない。写真は記事とは直接関係ありません
同課によると、稲垣容疑者は男が住むアパートの大家だった。事件直前、捜査員が男の自宅を家宅捜索するため、稲垣容疑者に「薬物捜査をしており、合鍵を貸してほしい」と電話。同容疑者は「外出中なのでしばらく待って」と返事した上で、すぐ男に連絡していた。男は15分後、荷造りを終えてアパートから飛びだしてきたところを捜査員に取り押さえられた。 稲垣容疑者は埼玉県を中心にアパートやマンションなど約30の物件を所有。反社会的勢力の人物らに貸していたとみられ、捜査情報が同容疑者を通じて漏れているとの疑いがもたれていた。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。