ことしの「相馬野馬追」は厳しい暑さによる人や馬への負担軽減のため、2か月前倒しして行われていて、2日目の26日は、3歳から90歳までの騎馬武者、およそ380騎が出陣し、市街地を練り歩きました。

南相馬市のメイン会場、雲雀ヶ原祭場地には3万3000人の観客が詰めかけ、騎馬武者が速さを競って疾走する「甲冑競馬(かっちゅうけいば)」や、打ち上げられた花火の中から舞い降りる2つの旗を奪い合う最大の呼び物「神旗争奪戦」が行われました。

神旗争奪戦では騎馬武者たちが巧みに馬を操って旗を奪いとり、名乗りを上げながら小高い山を駆け上がると、会場から大きな歓声が上がっていました。

去年、神旗争奪戦が行われた7月30日は、隣の相馬市で最高気温が35度以上の猛暑日となりましたが、26日は26度と、10度近く低くなりました。

去年に続き訪れたという仙台市の20代の男性は「きょうも暑かったが去年に比べると心地よい暑さで満足して見ることができました」と話していました。

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