春の全国交通安全運動の最終日の15日、警視庁は都内100カ所で通学児童の安全を確保するための「街頭指導」を行った。今年からは新たに、交通違反を起こしそうな車両などに警告を出し、事故などを未然に防ぐための取り組みを始めた。

 大田区の区立蒲田小学校周辺では、警察官や蒲田署交通安全協会の有志らが児童の通学を見守った。同校周辺の道路は、指定の時間帯は許可された車両以外通行できない「スクールゾーン」になっている。ただ、約1時間の間に数台の車が進入しそうになり、警察官が呼び止めて警告を出した。赤信号の横断歩道を渡ろうとした自転車も数台あり、同様に警告した。警視庁の担当者は「違反する前に警告することで、大きな事故を未然に防ぎたい」と話した。(御船紗子)

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