朝日新聞労働組合は15日、記者2人が殺傷された阪神支局襲撃事件から37年となる5月3日に「言論の自由を考える5・3集会」を開くと発表した。

 集会は事件翌年の1988年に始まり、37回目となる今年は東京都内の会場(無観客)からオンラインでライブ中継する。

 テーマは「令和ジャーナリズムの道しるべ ~報じる意義、報じないリスク~」。SNS空間を中心にフェイクや不正確な情報が公然と飛び交い、「ニュース離れ」も一段と加速する中、真に必要とされる報道とは何か、意義のある報道を支える基盤をどう維持していくかを、現状を省みながらパネルディスカッションを通じて考える。

 パネリストにジャーナリストの熊田安伸さん(ウェブメディア「スローニュース」シニアコンテンツプロデューサー)、社会学者の西田亮介さん(日本大学危機管理学部教授)、ドキュメンタリーディレクターの前田亜紀さん(映像制作会社「ネツゲン」所属)を迎え、司会役のコーディネーターは朝日新聞の水野梓・ウィズニュース編集長が務める。

 集会は同日午後1~3時で参加無料。視聴は事前申し込みが必要(https://53asahiroso37.peatix.com/)。問い合わせは事務局(auosk@asahi.email.ne.jp)へ。

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