失業給付は現在、受給が認められると4週間に1回、ハローワークに直接出向いて面談を受け、失業状態が続いているかや求職活動を行っているかなどを報告する必要があります。

こうした中、面談に出向くのが難しい人たちの利便性を高めようと、厚生労働省はオンラインで面談を受けられるとする方針を20日の審議会で示し了承されました。

対象は「子育て中の人」「介護中の人」「障害がある人」「自宅とハローワークの間の移動に往復4時間以上かかる人」などとしています。

去年7月から全国9か所のハローワークで試験的にオンライン面談が行われ、利用者から好意的な意見が寄せられている一方で、ハローワークの職員からはオンラインの操作に慣れない人への対応に時間を要したといった課題があがっているということです。

厚生労働省は今後、利用者向けのマニュアルを作成し、来年1月から全国で運用を始める方針です。

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