指定暴力団「絆會」の幹部の金成行容疑者(55)は、4年前、長野県宮田村で50代の男性を拳銃で撃ってけがを負わせた殺人未遂事件で逮捕・起訴されたあと、指名手配中だった2年前に、水戸市で暴力団幹部を拳銃で撃って殺害した事件でも4月に再逮捕されました。

金容疑者は、ことし2月に仙台市内の集合住宅で身柄を確保されましたが、潜伏先からは自動式の拳銃1丁が押収されました。

捜査関係者によりますと、この拳銃を詳しく調べたところ、発射する際に銃弾につく「線条痕」と呼ばれる痕跡が、去年、神戸市長田区のラーメン店で店主の暴力団組長が拳銃で撃たれて殺害された事件で使われた銃弾のものと、一致したということです。

警察は、神戸市の事件でこの拳銃が使われたとみていて、近く容疑者を現在勾留されている茨城県から兵庫県に移し、神戸市の事件に関わった疑いで再逮捕する方針です。

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