説明会には、輪島塗の職人や職人でつくる組合の関係者など、合わせておよそ80人が参加しました。

この補助制度は、能登半島地震の復興事業として国が行うもので、輪島塗の制作に必要な設備や道具、それに漆など原材料の購入費用が、4分の3以内で1000万円を上限に補助されます。

申請の受け付けは4月19日に始まりましたが、輪島市で説明会が開かれたのは初めてです。

参加した人たちからは、補助で購入した原材料が余った場合、返さなくてはならないのかといった質問が寄せられ、担当者が「前年の実績をもとに見積もったのであれば、余っても問題はない」などと答えていました。

輪島塗の工房を営む60代の男性は「書類づくりに慣れていませんが、制作を続けていきたいので、ぜひ補助をお願いしたいです」と話していました。

説明会を開いた経済産業省中部経済産業局製造産業課の磯貝智子 課長補佐は、「国としても輪島塗を守っていきたいので、ぜひ利用してほしいです」と話していました。

制度の詳細は中部経済産業局がホームページで公開しているほか、電話やメールなどで相談も受け付けているということです。

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