東京・渋谷で改造車によるパフォーマンス走行が問題となっていることを巡り、警視庁交通執行課は13日、改造車に油圧装置を取り付けて前輪を弾ませる「ホッピング」と呼ばれる走行をしたとして、運転者の相模原市の職業不詳の男性（26）を道交法違反（安全運転義務）で取り締まったと発表した。男性はすでに反則金を納付したという。 渋谷周辺では昨年10月、スクランブル交差点で、改造車が左折中にハンドル操作を誤って若者らの列に突っ込み、7人が重軽傷を負う事故が発生。警視庁がパフォーマンス走行への警戒を強めていた。改造車の車輪を弾ませたり浮かせたりする走行の摘発は、警視庁では初めてという。 交通執行課によると、男性を取り締まったのは5月5日未明。渋谷区神南2の代々木公園通りで、前輪を約40センチほど弾ませるホッピング行為を12回繰り返しながら、時速約30キロで20メートル走行したとされる。「公園にいる人に見せたかった」と話しているという。 改造車であっても、緩衝装置の強度などが保安基準を満たしていれば車検は通るため、整備不良で取り締まるのは難しい。警視庁は交通工学の専門家と協議し、重大な事故につながる恐れが高いとして、安全運転義務違反での取り締まりに踏み切った。 鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
