ウクライナの首都キーウには、半世紀以上前に京都市と姉妹都市になったことを縁に、「京都公園」という名前の公園が整備され、およそ360本の桜が植えられています。

キーウではこのところ最高気温が20度を超える日が続き、「京都公園」の桜が見頃を迎えていて、子どもを連れた家族やカップルなどが訪れ、写真を撮ったり、ベンチに座ってゆっくりと眺めたりしていました。

ロシアによる軍事侵攻後、「京都公園」は一時、ウクライナ軍の兵士が配置されていたため、一部が閉鎖されていましたが、ことしは、すべてが市民に開放されています。

友人と訪れた19歳の大学生の女性は「ちょうど満開になり、すべてがすてきです。この桜のようにウクライナの国も花開くことを祈っています」と話していました。

5歳の娘と訪れた30歳の女性は「桜を見ると気持ちが明るくなります。日々のニュースや、この国で起こっていることから気持ちをそらしてくれるんです。来年また、ここに来るときには、平和が訪れていることを祈ります」と話していました。

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