ガザ北部でイスラエル軍の攻撃を避けて自宅を離れる人々(23日)=ゲッティ共同

【カイロ=時事】パレスチナ自治区ガザの停戦を巡るイスラエルとの交渉に関し、イスラム組織ハマスは25日、声明を出し、「占領者(イスラエル)が新たな条件を提示したことで、合意が遅れている」と訴えた。ただ、仲介国カタールとエジプトの代表者との協議はドーハで続けているという。

ハマスは交渉で「責任と柔軟性」を示したと強調。しかし、ガザからのイスラエル軍部隊の撤退や、同国で収監中のパレスチナ人の釈放、避難民のガザ北部への帰還などに関し、イスラエルが新たな条件を加えたと主張した。具体的内容には触れなかった。

ドーハではイスラエルとハマスの間接交渉が行われていたが、イスラエル首相府は24日、代表団の帰国を発表した。イスラエルメディアは、ハマスが拘束する人質リストの提出を拒み、態度を硬化させたと伝えた。

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