【NQNニューヨーク=戸部実華】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比390ドル51セント高の4万3297ドル46セント(速報値)で終えた。24日はクリスマスの前日で午後1時までの短縮取引だった。新たな取引材料が限られるなか、ハイテクや景気敏感株の一角に買いが入り、ダウ平均の上昇を支えた。
ダウ平均は前週までの3週間で2000ドルあまり下落していた。短期的な相場の過熱感が薄れたとの見方もあり、主力株の一部に買いが入りやすかった。アマゾン・ドット・コムやアップルといった大手ハイテク株が上昇したことも、市場心理を上向けた。
ダウ平均は取引終了にかけて上げ幅を広げた。クリスマスの前日とあって連休を取る市場参加者も多いとみられ「薄商いで値動きが大きくなりやすかった」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声も聞かれた。
個別銘柄では前日に売られたウォルマートの上昇が目立った。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェース、アメリカン・エキスプレスが高い。半面、ユナイテッドヘルス・グループやナイキは下落した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比266.241ポイント高の2万0031.126(速報値)で終えた。
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