ウクライナ軍は22日、越境攻撃を続けているロシア西部クルスク州での戦闘で死亡した北朝鮮の兵士3人が持っていたとする軍用の本人証明書をSNSで公開しました。

証明書には顔写真がついておらず、名前はロシア語の表記になっていて、出生地はモンゴルと国境を接するロシア国内のトゥバ共和国と記されています。

ただ、署名部分だけは朝鮮語で書かれているということで、ウクライナ軍は「ロシアは外国の部隊の存在を隠蔽しようと、あらゆる手段に訴えている」と非難しています。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、EU=ヨーロッパ連合の加盟国のスロバキアのフィツォ首相が、ロシアのプーチン大統領と会談したことについて、「なぜこの指導者は、こんなにもロシアを頼るのか」とSNSで強く批判しました。

スロバキアは、ロシアからの天然ガスに頼っていますが、1月以降は、天然ガスが通過するウクライナが、ロシアとの輸送契約を延長しないとしていて、フィツォ首相は、ガスの供給の維持について話し合ったとしています。

ウクライナ侵攻後では、EU加盟国ハンガリーのオルバン首相も、ことし7月にロシアを訪れています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。