第一三共は24日、開発中の肺がんの治療薬候補について欧州医薬品庁(EMA)に提出していた販売承認申請を自主的に取り下げたと発表した。同じ治療薬候補で別の適応症向けの申請については引き続きEMAと協議を進めていくという。
治療薬候補「ダトポタマブ デルクステカン」の一部の肺がん向けの申請を取り下げた。取り下げたのは局所進行や転移性の「非扁平(へんぺい)上皮」の非小細胞肺がん患者が2次治療や3次治療で使用することを対象としたもの。
3月にEMAに申請を受理されていたが「EMAの下部組織である欧州医薬品委員会(CHMP)との協議に基づき取り下げを決定した」という。第一三共はダトポタマブについて、米国でも11月に同じ適応症向けの申請を自主的に取り下げている。
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