指名手配されたのは、香港のシンクタンクの元幹部や民主派の政治団体の元代表など合わせて6人です。

このうち香港で世論調査を行っているシンクタンク「香港民意研究所」の元幹部の鍾剣華氏は、政府に批判的な民主派寄りの論客としても知られていましたが、言論の自由を求めておととし香港を離れてイギリスに渡りました。

警察は24日の会見で、鍾氏はSNS上で香港の独立を主張し、国家の分裂をあおったなどと説明しましたが、具体的にどういった言動が法律に違反するのかについては明らかにしていません。

2020年に施行された香港国家安全維持法では、海外での行為も取締りの対象とされ、当局は民主派への締めつけを強めています。

法律の施行後、多くの民主活動家などが海外に拠点を移していて、今回 指名手配された6人のほかに、香港の民主化への支持を日本語でも訴え現在カナダに滞在している周庭氏など、合わせて10人以上が指名手配されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。