「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル大統領をめぐり、内乱などの疑いで捜査を進める警察などの合同捜査本部は、大統領に対し25日午前10時に出頭するよう求めています。

これについて、ユン大統領と40年のつきあいがあり、大統領の弁護団の選定にも関わる弁護士は24日、報道陣に対し「あすの出頭は難しいのではないか」と述べました。

理由について、弁護士は「条件が整っていない」と述べたうえで、ユン大統領が捜査よりも今月27日から始まる弾劾裁判の手続きを優先させる考えを示しているとしています。

ユン大統領は警察などの合同捜査本部が今月18日に出頭するよう求めた1回目の要請にも応じませんでした。

韓国メディアは、ユン大統領が25日の出頭要請にも応じなかった場合、合同捜査本部が拘束令状を裁判所に請求することも検討していると伝えていて、ユン大統領の対応と捜査の行方に関心が高まっています。

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