【日本語】
対米外国投資委員会(CFIUS)より、USスチールと日本製鉄の(買収をめぐる)取引について委員会において合意に達することができなかったため、大統領の決定に委ねられたとの通知を受けました。大統領は15日以内に対応する必要があります。
(日鉄は)米国の最も緊密な同盟国に拠点を置く企業であり、USスチールと日鉄の取引は、製造業とイノベーションへの投資を通じて米国の国家安全保障と経済安全保障を強化します。また、鉄鋼分野において中国という競争的な脅威に対抗するための同盟関係を構築するものです。
この取引はそのメリットに基づき承認されるべきものであり、「フレンドショアリング」投資の模範となるべきものです。
この取引は、USスチールと従業員、地域社会、顧客が未来にわたって繁栄するための最善の道です。日鉄はUSW(全米鉄鋼労働組合)の施設に対する27億ドル(約4200億円)を超える投資を含めて並々ならぬコミットメントを表明しており、これは米国政府が強制力をもって執行できる拘束力のある合意に含まれるものです。(買収による)利点の実現を確かなものにします。
バイデン大統領が正しい判断を下し、米国の国家および経済の安全保障を強化するこの取引を承認することで、法を遵守することを願っています。
【英語】
We were notified by CFIUS that the Committee was unable to reach a consensus on the transaction between U. S. Steel and Nippon Steel Corporation and referred it to the President to make a decision. The President now has 15 days to act.
The transaction between U. S. Steel and Nippon Steel enhances U.S. national and economic security through investment in manufacturing and innovation – by a company based in one of the United States' closest allies – and forges an alliance in steel to combat the competitive threat from China.
This is a transaction that should be approved on its merits, and one that should be a model for "friendshoring" investment.
It is the best way, by far, to ensure that U. S. Steel, including its employees, communities, and customers, will thrive well into the future, and Nippon Steel has made extraordinary commitments, including over $2.7 billion of investments in our USW facilities, that will be in a binding legal agreement enforceable by the U.S. government, to ensure these virtues are realized.
It is our hope that President Biden will do the right thing and adhere to the law by approving a transaction that so clearly enhances U.S. national and economic security.
【関連記事】
- ・米当局、USスチール買収是非をバイデン氏に一任
- ・日本製鉄「大統領に熟慮を強く要望」 USスチール買収で
- ・日本製鉄の米当局の審査に関するコメント全文
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。