アメリカでは先月行われた大統領選挙で共和党のトランプ氏が勝利し、来月20日、第47代大統領に就任する予定です。

就任日には首都ワシントンの連邦議会議事堂の前で大統領就任式が行われる予定で、現地では参加者の席や報道陣の撮影場所の設営が行われるなど、準備が本格化しています。

トランプ氏は新政権の発足に向け、連邦政府の15の省を率いる閣僚や、各国への大使の指名を次々と発表するなど、1期目の時よりも速いペースで人事を進めています。

政策面では先月、アメリカ国内への薬物の流入などをめぐってメキシコやカナダが十分な対応をとっていないとして、大統領就任日に両国からの輸入製品に関税を課す意向を示すなど、選挙で訴えた政策を政権発足直後から推し進める姿勢を鮮明にしています。

一方、トランプ氏は、議会下院で与野党の議員がまとめた、来年3月までの連邦政府の資金を確保するつなぎ予算案について、18日、反対する意向を表明し、共和党の議会指導部が協議のやり直しを迫られるなど、大統領就任前から強い影響力を見せています。

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