ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州での攻勢を強めていて、ロシア国防省は13日、この地域を担当しているとみられる部隊の司令官がベロウソフ国防相に対して、この1か月で7つの集落、300平方キロメートル以上の領土を掌握したことを報告したと発表しました。
これに対してウクライナ側は欧米が供与した射程の長いミサイルでロシア領内を攻撃しています。
こうした攻撃はウクライナ側からのたび重なる要請を受けて、欧米側が11月ようやく認めましたが、アメリカのトランプ次期大統領は12日に掲載された雑誌「タイム」とのインタビューで「なぜそんなことをしているのか。戦争をエスカレートさせ、状況を悪化させているだけだ」と述べ、反対する考えを示しました。
また、アメリカの経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルは12日、複数の政府高官の話として、12月7日にトランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領とフランスのマクロン大統領と会談した際、ウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟は支持しない考えを示したと伝えました。
そしてウクライナの防衛や支援にはヨーロッパ各国が主導的な役割を果たすべきで、停戦に至った際にはヨーロッパの部隊による停戦監視が行われるべきだと主張したということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。