うなぎチェーン店「鰻の成瀬」を展開するフランチャイズビジネスインキュベーション(滋賀県高島市)は13日、韓国に1号店を開いたと発表した。海外養殖のアメリカウナギを使ったうな重を提供する。うなぎ料理はインバウンド(訪日外国人)から人気が高く、韓国でも需要が見込めると判断した。今後も米国やアジアを視野に店舗網を広げていく。
韓国1号店は「鰻の成瀬 韓国 文井店」で、ソウル市内に開いた。営業時間は午前11時〜午後2時と午後5〜午後8時で席数は16席。海外養殖のアメリカウナギを使ったうな重3種類を提供する。ウナギ半尾を使った「梅」は2万2000ウォン(約2300円)、1尾使った「松」は3万6000ウォン(約3800円)で提供する。
「鰻の成瀬」の海外店は香港に2店舗あるが、韓国へは初出店となる。同社の担当者は「うなぎはインバウンドからも人気だ。特に六本木の店舗では韓国人の観光客が多いため、出店先として韓国を選んだ」としている。
鰻の成瀬は調達や店舗運営を効率化し低価格でうなぎを提供するビジネスモデルが話題となり、フランチャイズ展開で店舗数を拡大。国内では約320店舗を展開している。
【関連記事】
- ・「鰻の成瀬」運営会社、美容事業に参入 10月に2店舗
- ・鰻の成瀬、ニホンウナギのうな重300円値上げ 原料高騰
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。