国営の中国中央テレビによりますと、内陸部・湖北省の裁判所は13日、贈賄や収賄などの罪に問われていたサッカー男子・中国代表の元監督、李鉄被告に懲役20年の判決を言い渡しました。

李被告は、4年前の2020年に中国代表の監督に就任するにあたり、中国サッカー協会の関係者らに賄賂を贈ったほか、監督の地位を利用して、代表選手を選ぶ際に便宜をはかった見返りに賄賂を受け取るなどして、総額で1億2000万人民元近く日本円でおよそ25億円の贈賄や収賄に関わったということです。

中国サッカー業界をめぐっては、中国サッカー協会の幹部やスポーツを管轄する政府の幹部も汚職に関わっていたとして摘発されるなど、近年、贈収賄や八百長が相次いで明らかになり業界をゆるがす問題に発展しています。

中国は、サッカー好きとして知られる習近平国家主席のもとで「サッカー強国」を目指してきましたが、相次ぐ汚職問題も背景に代表チームの成績は低迷が続いています。

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