ナスダックに上場したのは、日本のネット証券大手「マネックスグループ」の子会社で、暗号資産の交換業などを手がける「コインチェックグループ」です。
11日は、ニューヨーク中心部にあるナスダックで記念の式典が行われ、会社関係者は歓声をあげて上場を祝いました。
アメリカのトランプ次期大統領が暗号資産の取り引きをめぐる環境整備を掲げてきたことなどが好感され、代表的な暗号資産の1つであるビットコインの価格は、12月には初めて10万ドル、日本円でおよそ1500万円を突破しました。
式典のあと、マネックスグループの松本大会長は「暗号資産やブロックチェーンは世界的に展開するビジネスで、上場を契機に、人材の獲得やほかの会社の買収を進めていきたい。この数年間、アメリカは暗号資産に関してはやや慎重だったが今は、それが変化してきたので上場のタイミングとしてはベストだ」と話していました。
暗号資産関連の会社の間では上場を目指す動きが広がる可能性もありますが、アメリカでの環境整備などが着実に進むかが今後の焦点となりそうです。
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