岩屋毅外相は11日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による非常戒厳の宣言後初めて同国の趙兌烈(チョ・テヨル)外相と電話で協議した。韓国の内政が混乱するなかでも北朝鮮への対応を含め、日韓、日米韓が緊密な連携を確保し続けていることの重要性を再確認した。
「いかなる状況でも日韓関係の重要性は変わらない」と確かめた。「日韓の関係が安定し、日米韓が連携していると内外にしっかりと示すことは大切だ」との認識を共有した。
岩屋氏は趙氏から韓国国内の状況について説明を受けた。岩屋氏から趙氏に対し、2025年に日韓国交正常化60周年を迎えることも踏まえ「大変ななかであっても職責を果たしてほしい」と求めた。
「韓国の民主主義の強靱(きょうじん)性を信頼している」と伝えた。
岩屋氏は協議後、記者団に「韓国国内の政治状況は極めて流動的で状況は刻一刻と変化しているが、重要なことは地域の平和と安定の観点を含め、日韓政府間で緊密に意思疎通していくことだ。その考え方で今後も取り組みたい」と語った。
「協力すべき重要な隣国であることは変わらない」と強調した。
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