パリのノートルダム大聖堂は、5年前の大規模火災で屋根などに大きな被害が出ましたが、その後、再建工事が進んで再び公開が始まることになり、7日夜、記念の式典が行われました。

式典には、大統領選挙後、初めての外国訪問となるアメリカのトランプ次期大統領や、ウクライナのゼレンスキー大統領、イギリス王室のウィリアム皇太子など各国の政財界の要人も数多く出席しました。

式典は悪天候のため、予定を変更してすべて大聖堂の中で行われ、聖歌などがささげられました。

マクロン大統領は、スピーチの中で、さまざまな分野の職人など2000人以上がたずさわった5年間の再建工事を振り返り「私たちは国が不可能を可能にするためにできることを再び発見した。私たちは、ひとりひとりがいかに大切な存在であり、この大聖堂が、すべての人々が携わった仕事と切り離せないものであることを忘れてはならない」などと呼びかけました。

屋外では、大聖堂の外壁にフランス語のほか、さまざまな言語で「ありがとう」という光のメッセージが投影され、ノートルダム大聖堂の再建に携わった人たち、さらには工事のために世界中から寄せられた寄付などへの感謝が示されていました。

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