セブン&アイ・ホールディングス(HD)がイスラエルで展開するコンビニエンスストア8店舗を今夏までに閉店させていたことが12日、わかった。イスラエルはパレスチナ自治区ガザなどへの攻撃を続けており、セブン&アイとしては同国でコンビニ運営を続けることに対する事業リスクを考慮したとみられる。
イスラエルには2023年に初出店した。セブンイレブンの出店国・地域としては19カ所目だった。セブン&アイ傘下のセブンイレブン・インターナショナルLLCが、現地の小売り大手エレクトラ・コンシューマー・プロダクツとフランチャイズ契約を結び、エレクトラが店舗運営を担っていた。
セブン&アイは「今回は撤退でなく営業店舗の閉店になる」(広報担当者)と述べた。
セブンは日本の弁当やサンドイッチのようなフレッシュフードの展開のほか、決済のデジタル化など日米で培ったビジネスモデルの輸出を目指していた。
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