中国南部の広東省珠海にある運動施設で昨夜、暴走した車が大勢の人を次々とはね、警察は車を運転していた62歳の男を拘束し、事件の状況や背景を調べています。
香港のメディアなどは多数のけが人に加えて複数の死者が出ていると伝えていますが、当局は詳しい状況を明らかにしていません。
事件を受けて北京にある日本大使館は中国に滞在する日本人に対してメールを出し、中国各地の人の集まる場所で事件が相次いでいるとして外出する際は周囲の状況に注意して安全の確保に努めるよう呼びかけました。
中国ではことし9月に上海のスーパーマーケットで男が大勢の人を刃物で切りつけ、3人が死亡、15人がけがをしたほか、先月には南部・広州の小学校近くの路上で児童ら3人が刃物を持った男に襲われけがをしました。
また、首都・北京でも先月、小学校近くで似たような事件が起きていて、相次ぐ事件について経済的な苦境や社会に対する不満などが背景にあるという見方も出ています。
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