9日、爆発が起きた駅に集まる人々(パキスタン南西部バルチスタン州)=ロイター

【イスラマバード=共同】パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタの駅で9日、自爆テロがあり、治安当局者によると、少なくとも24人が死亡、40人前後が負傷した。州の分離独立を求める反政府武装組織「バルチ解放軍」(BLA)が「駅で兵士を攻撃した」とする声明を出した。

爆発は北西部ペシャワルに向かう列車の発車間際に起きたという。ホームの屋根が損傷した。BLAは声明で、教育訓練を終えた兵士を標的にしたとしている。

バルチスタン州ではBLAなどが活動し、市民や治安当局者を巻き込むテロが続発している。今月1日には警察車両を狙ったとみられる爆発が起き、子どもを含む少なくとも7人が死亡した。

8月下旬には武装集団によるバスの襲撃や治安部隊との銃撃が相次いで発生し、少なくとも39人が死亡、BLAが複数の作戦を実行したと主張していた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。