EUの非公式の首脳会議が8日に議長国ハンガリーの首都ブダペストで開かれ、各国の代表らが集まりました。
アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利し、ヨーロッパでは、アメリカの政策が大幅に転換されるのではないかとの懸念が広がっていますが、会議に先立ち、EUのミシェル大統領は記者団に対して「首脳たちはみなアメリカとの関係を強化したいと思っていると確信している」と述べ、前向きな姿勢を示しました。
トランプ氏は、これまでヨーロッパの国々の多くが、アメリカに防衛を依存しているなどと批判してきたほか、EUが重点的に取り組む気候変動対策には懐疑的で、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」から再び離脱する方針を掲げています。
このため会議では安全保障や気候変動などの重要課題についてアメリカとの今後の協力のあり方を議論する見通しです。
またトランプ氏が外国からの輸入品に関税を課す方針も示している中、ヨーロッパの企業の競争力をどう高めていくのかについても話し合われる予定です。
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