北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹の金与正(キムヨジョン)・朝鮮労働党副部長は4日付で談話を出し、日米韓が3日に行った合同の空中訓練を非難したうえで、「自衛的核抑止力強化路線は最も正確な選択であり、我々はこの道で少しも揺るがないであろう」と主張した。朝鮮中央通信が5日に伝えた。

 日米韓は3日、北朝鮮が10月31日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことへの対応だとして、米軍のB1B戦略爆撃機が参加して合同で空中訓練を実施していた。

 与正氏は談話で「敵の軍事的狂気が増すほど、我々の路線の実行の強度もまた正比例するだろう」と警告した。(ソウル=貝瀬秋彦)

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